試合後に「なんで決められなかったの?」は絶対NG!子供のやる気を引き出す声かけ3選

メンタル

試合が終わったあとの帰りの車内や自宅。つい、こんな言葉を口にしていませんか?

「なんであのとき、シュート打たなかったの?」 「もっと走れたでしょ!集中してなかったんじゃない?」

親としては「もっと上手くなってほしい」「次の試合で活躍してほしい」という一心からのアドバイスですよね。その気持ち、痛いほどよくわかります。

ですが、実はこの「なんで?」という問い詰めやアドバイスのつもりのダメ出し。これが、子供のやる気と成長の芽をそっと摘んでしまっているかもしれません。

今回は、試合直後に避けたいNGな理由と、子供の自主性をぐんぐん引き出す「魔法の声かけ」を3つに厳選してお伝えします。

1. なぜ「なんで?」の詰問が子供の成長を止めてしまうのか?

良かれと思って投げかける言葉が、なぜ子供のやる気を奪ってしまうのでしょうか。理由は大きく分けて2つ。

「Why(なぜ)」は責められていると感じやすい

大人でも上司から「なんで失敗したの?」と聞かれると、責められたと感じて身構えてしまいますよね。 子供もまったく同じ。「なんで決められなかったの?」と言われると、「決められなかったお前が悪い」と否定された受け止め方をしてしまい、言い訳を探すか、黙り込んで心を閉ざしてしまいます。

試合直後の脳は「エネルギー切れ」の状態

試合が終わった直後、子供の脳と心はプレッシャーと運動でヘトヘト。そんなタイミングで反省会やアドバイスをされても、頭には一切入っていきません。

試合後に親が必要なスタンス。それは、評価や指導をする「監督」ではなく、頑張りを無条件で認めてあげる「一番のサポーター(味方)」でいることです。

2. 子供のやる気を引き出す!試合後の声かけ3選

では、どんな言葉をかければ子供は前向きになり、自分から考えて動けるようになるのでしょうか。今日からすぐ使える3つの問いかけをご紹介します。

① 「今日の試合、何が一番楽しかった?」

まずは、ポジティブな感情に意識を向けてもらう問いかけ。

負けた試合や失敗したプレーがあった後でも、「楽しかった瞬間」にフォーカスさせることで、脳内に良いイメージが残ります。

「前半のあのパスが通ったとき!」「後半に相手のボールを奪えたこと!」など、自分の口で楽しさを語ることで成功体験が記憶に刻まれ、「次も頑張ろう」という前向きなパワーが湧いてきます。

② 「あのプレー、すごく考えて動いてたね!」

ゴールや勝利といった「結果」ではなく、チャレンジした「プロセス(過程)」を具体的に認める声かけです。

  • 「結果は残念だったけど、最後まで諦めずに走ってたね」
  • 「パスはカットされちゃったけど、味方の位置をよく見て判断しようとしてたよね」

親が結果ではなく「努力や工夫のプロセス」を見てくれている。そう実感できたとき、子供の中に強い安心感が生まれます。この安心感こそが、失敗を恐れずに挑戦する強いメンタルを育てていきます。

③ 「次の試合で試してみたいことはある?」

反省点を親から教えるのではなく、「未来志向」で子供自身に考えさせる問いかけです。

「なんで失敗したか(過去)」を追及するのではなく、「次はどうしたいか(未来)」に視点を向けてあげましょう。

自分で課題に気づき、「次は利き足じゃない方でもシュートを打ってみる」「もっと早く味方に声をかけてみる」など、自分の言葉で目標を口にさせる。これだけで、指示待ちにならず「自分で考えて動く力(自主性)」が劇的に高まります。

3. 試合帰りの車内・家庭で意識したい最高の接し方

声かけの内容と同じくらい大切なのが、接するタイミングと雰囲気。次の3つのコツもぜひ意識してみてください。

  1. まずは「お疲れ様!お腹すいた?」から入る サッカーの反省よりも、まずは労いと食事・水分・休息のケアが最優先。
  2. 子供から話し始めるのを待つ 親から聞き出そうとせず、子供が自分から話し出すまで静かに見守る姿勢(聞き役)に徹しましょう。
  3. 悔しさや愚痴はまず受け止める 「悔しかったよね」「そう感じたんだね」と、子供が出した感情を否定せず、そのまま共感してあげることが何より大切です。

まとめ:親は「指導者」ではなく「最高の理解者」に

試合後の声かけひとつで、子供のサッカーに対する情熱も、自分で考える力も大きく変わっていきます。

アドバイスして正そうとする「指導者」の視点を一度手放し、問いかけによって子供の思いを引き出す「理解者」として接してみてください。

今日の試合終わり、帰りの車内や玄関を開けたとき。まずは笑顔で、こう声をかけてあげましょう。

「お疲れ様!今日一番楽しかったプレーは何だった?」

その一言から、子供の新しい成長が始まります。

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